年: 2019年の記事一覧
-
武士語を読み解く☞『ひつじょう』
『必ず、きっと』の 武士語は 『ひつじょう』(必定) で御座る 「必ず」「きっと」など、 確実に、まちがいなくそうなることを「ひつじょう」(必定)という。 漢字にすると「必定」。 必ず定まる、読んで字の如しとなるのは、当 […]
-
武士語を読み解く☞『しょぞん』
『考えています』 の武士語は ☞『しょぞん』(所存) で御座る 心に思うところ。意見、思惑を 「しょぞん」(所存)という。 自分が思っていること、考えていることを 相手に伝えるときに使う謙譲語。 謙譲語なので、自分が一歩 […]
-
武士語を読み解く☞『けんざん』
『お目にかかる』の武士語は☞『けんざん』(見参)で御座る 目上の人にお会いすること、お目にかかることを『けんざん』(見参)という。 『けんざん』(見参)対面、面会の謙譲語。目上の人の元へ行き、対面すること。 そもそもは、 […]
-
武士語を読み解く☞『きんかい』
『うれしい』の武士語は☞『きんかいのいたり』で御座る 『きんかい』(欣快)自分の非常に喜ばしい心持ち、気持ち、思いを表現することば。 「欣快」を字解してみよう。欣のへん、「斤」は木を伐採するのに使用する斧の象形。つくりの […]
-
武士語を読み解く☞『おぬし』
『あなた』の武士語は☞『おぬし』で御座る 『おぬし』(御主)同等の身分かそれ以下の対称語。 <用例>☞『お主出来るな』☞『お主も悪(ワル)よのう』 武士が使っていたであろう、いわゆる二人称は実に豊富だ。身分社会のなかで関 […]
-
武士語を読み解く☞『かたじけない』
『ありがとう』の武士語は☞『かたじけない』で御座る 『かたじけない』(忝い)/(辱い)そもそもは、身にすぎてもったいなきおことば、という気持ち。相手の身分や言動と自分を比べたときに引けを取り“自分には不相応で恐れ多い”と […]